1日の跡
作りかけの曲だけもって、

沈んだ夕日の跡を追いかける。

こんな風にただ空を見るためだけに、走るのはいつ振りだろう。

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凍るような空気の中で、何色とも言えない不思議な色の世界に引き込まれた。

辛いとき、苦しいとき、どうしていいのか分からないとき、

何度も何度も来たこの場所なのに、今日はまるで初めて来たような感覚だった。

さっきまで作っていたこの曲が、まるで自分の曲じゃないように聞こえてくる。


思ったよりも空は広く、思ったよりも世界は優しく、そして日常は美しいもの。

そう素直に思える大切な時間。
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# by takumainokuchi | 2007-02-05 22:15 | Comments(2)
大谷採石場ロケ
宇都宮にある創作和食ダイニング「石の蔵」
その昔、業務用倉庫して使用されていた大谷石の倉庫を、再利用、再構築。
店内のあらゆる空間を、各界のクリエイターが手がけたことで話題になっているスポットです。
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大谷石は耐火性にも優れていることから、宇都宮市内に多く点在する蔵や、民家にも
広く一般的に利用されていて、今も宇都宮の町並みに欠かせない存在なのです。
今回、僕がこの「石の蔵」の空間音楽を手がけるに至って、
まずはメインコンセプトの1つである"大谷石"のルーツをたどろうと思い、
宇都宮大谷町にある大谷石採石場跡「大谷資料館」に足を運んでみました。
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本当に直角に切られた岩肌、そしてとても宇都宮とは思えない独特の雰囲気。
人工的な岩の造形にも関わらず、カッパドキアや、桂林のような自然の風景のよう。
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いよいよ地下30mの地下採掘場跡へ、アースダイヴ。
何とそこには、東京ドーム丸々1っ入ってしまう程の巨大な地下空間が!
昭和期になると機械で掘り進めたため、本当に不気味なくらい幾何学的な形。
一見、地下洞窟や、鍾乳洞のような印象を受けるけれど、作りは全然違うのだ。
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機械化の前は、つるはしで石を掘り出したそう。
一日かけて一人が掘り出せる石の量は、わずか10本程度。
そして150kgもある石を背負って搬出していたという恐ろしい事実。
採石の終えたこの場所は、現在イベントスペースや撮影にも活用され、
喜太郎のシンセサイザーライブや、山本寛斎のスーパーショー、
映画「イノセンス」のサントラで使用された巨大オルゴールの録音、
様々なアーティストのPV、映画、TV、CMなど今でも使用されています。
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この空間、一瞬にして音が全く消える、本当に音がなくなる。
そして遠くに聞こえるほんのかすかな水の音が、反響していて本当に美しかった。
一瞬のスリル、緊張感、目をつぶると自分の鼓動までも聞こえてくる。
こんな広い空間なのに、こんな冷たい場所なのに、こんな人工的に作られた場所なのに、
なんでこんなにも身近に感じるのだろう。
そんな不思議な時間を過ごすことができました!イメージ広がったぞ!
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# by takumainokuchi | 2007-01-25 15:07 | Comments(0)
映画試写会
3月公開予定の映画「約束の地に咲く花」のプレミア試写会@渋谷ウィメンズプラザ。
この映画のサントラを担当してました。初のサントラ制作は、何とアクション(笑)
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主演は、ライダー龍騎やってた須賀貴匡さんと、三津谷葉子さん。
本編中、提出したほとんど音がそのまま採用されていたので、びっくり!
(MAには、立ち会っていないので、どんな感じで音が編集されているかちょっと心配でした)
ストーリーや脚本、編集などは別として、シーンによっては、要所要所バッチリと音が
合ってる部分もあったので、自分的にはある程度合格点。

詳しくは、後日また連絡します!
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# by takumainokuchi | 2007-01-20 13:53 | Comments(0)
音を書くことで
ズシーンと風邪気味です。
毎年毎年、1月2週目はいつもこうなんだよなぁ。
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アレンジにもやもやしてたので、とにかく楽譜にしてみた。
手書きで、黙々と譜を書いていると、
自分の作った曲が、だんだん形になっていくのが分かってきて、
時間本当にかかるけれど、ピアノを弾く前の気持ちに整理ができる。

PCで音楽作る時は、とにかくいろんな音がガチャガチャ鳴っているので、
黙々と作業はしているんだけど、実は黙々感がない。
耳がキーンとするぐらいの朝に近い深夜の静けさの中で、
黙々と譜面を書きながら自問自答する作業は、
実は気持ちをグッと引き締める大事な時間なんだなと実感。

音を書くことで、色んな雑音が消える。
おちついて、おちついて。
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# by takumainokuchi | 2007-01-12 15:56 | Comments(0)
バランス
集中して1曲アレンジ。
「サリーガーデンズ」という、アイルランドのトラディショナル。
(ナント美月さんからの初リクエスト!)
若さゆえの愚かさを悔い、涙する男の歌詞と、
本当にシンプルでせつなーいメロがグッとくる。
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色々考えてた事が消化されるように、妙に早いまとまりをみせる。
心はちょっと波立っているはずのに、作ってる音は果てしなく穏やか。
人間はバランスで生きていることを、今日も実感した。
意識しない部分に、バランスが働くんだろうな。
うーん、早く録ってみたい!
次の1/19@SPUMAライブでも演奏予定です、こうご期待。

NHK「プラネットアース」第8集。
毎回欠かさず見てます、今回は北極&南極がテーマ。
生き物中心で、ちょっと期待を裏切られたけれど、
巨大な氷山の空撮や、動くオーロラ、宇宙から南極映像には、心が揺れた。
何せ1カット1カットが贅沢すぎる!↓NHKより拝借。
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「プラネットアース」は、NHKとBBCが五年の歳月をかけて制作した大自然ドキュメンタリー。
毎回、撮影の裏側も放送するんだけど、そっちの方がアツい。
1年も南極に暮らして、風速150kmの吹雪の中でペンギン撮影するシーンとか、
本当に迫力があった。
(フィリップグラスの「コヤニスカッティ」シリーズも大好きです)

来週14日は、ジャングルだそうでお見逃しなく!
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# by takumainokuchi | 2007-01-09 02:47 | Comments(0)
出会い
1年で一番人と出会うのが、僕はこの12月。
毎年12月はほとんどまともに制作せず、
とにかく人と会って話をする機会が極端に増える時期。

でもそれが来年へつながる大きな一歩。
今はその時期なんだなって、素直に思える。
今まで音楽を続けてきて、また音楽だけじゃない違う経験もしてきて、
結局それは正しかったんだなと思える瞬間もある。

音楽を作る時に生まれるネガティヴな気持ちや、衝動、誘惑。
そういうものを癒してくれるのは、結局"誰かに理解してもらえること"なんだろうな。
僕は寂しい人間なので、特にそれが強いはず。
音楽を通じて、いろんな人と心を通わせていきたい。

気持ちのいい人、気品あふれる人と出会うと、本当にうれしくなる。
そういう人達に囲まれて仕事ができるように日頃から心がけなければな。
すべての出会いに、本当にありがとう。
明日の出会いのために、もっと自分らしく。

吉松隆の「プレイアデス舞曲集」が心に染みる。
今日は、ゆっくり何もしないで、色々今年を振り返る時間にしようと思っています。


PS:
久々にカセット聞きたくなって、ヨドバシでカセットプレイヤー買って来た。
¥1800なり、安い。
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# by takumainokuchi | 2006-12-30 14:40 | Comments(2)
今年最後のレコ
年内最後のレコ。
今年もいろいろ作ったけど、やっぱり来年に残したい曲はキチンとまとめておきたくて、
無理言って「PROMISED LAND」の美月さんボーカルを再レコ。
美月さんは、僕がわがままを言える本当に数少ないアーティストの一人です。

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去年の「ALIVE」も本当に試行錯誤しながら、最終的にあのバージョンになったけど、
本当にこの曲も色々試しながら、やっと当初目標としていたところにたどりつけた気がする。
今MIX中ですが、前回よりは格段に良くなった。(と思う)

1曲だけでもいいから、ゆっくりでもいいから、
本当に長い時間をかけて納得のいくものを残したいと思う気持ちは、大切にしたい。
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# by takumainokuchi | 2006-12-19 16:47 | Comments(0)