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TAKUMA INOKUCHI

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by takuma inokuchi

オッペンハイマー

大ファンのクリストファー・ノーランの新作「オッペンハイマー」鑑賞。
ノーラン作品は、やっぱり映画館でどうしても見たかった!

オッペンハイマー_c0006305_17050901.jpg

観た人と感想共有したく、ネタバレ含みますが、、、

オッペンハイマーの一言で、ロスアラモスの広大な荒野に巨大な研究実験街を作ったり、
オッペンハイマー を中心に世界中の科学者が集まって
プロジェクトXしているスケール感半端なかった。

原爆実験「トリニティ計画」の途中で、「大気引火(Atmospheric Ignition)」の可能性が指摘され、
下手すると地球全部の大気が連鎖的に引火してしまい、世界滅亡する可能性を計算上ゼロできなかった。

アインシュタインに相談したり、色々計算してかなり可能性は低いということになったが、
地球滅亡の可能性を数学的・理論的に完全にゼロすることができないまま実験遂行したのは知らなかった。
…ってか冷静に考えて、こうしたことが起こりうるんだと思うとゾッとした。。

やっぱりあの「トリニティ計画」原爆実験炸裂シーンは度肝を抜かれた。
不思議なほど美しく感じてしまうきのこ雲の炎からのズバーーーン!!!
映画館のスピーカーぶっ壊れるんじゃないかというくらいの衝撃。
これまでのノーラン作品の音響効果の真骨頂でした。
(ちなみに音楽のルドウィグ・ゴランソンもアカデミー作曲賞取ってました)

オッペンハイマーがマンハッタン計画の「実験成功」だけにとらわれてしまい、
その時は戦争や世界まで考えが及ばず、後半ずっと悶々するくだりは、
天才科学者であっても非常に人間味ある話で、
特に祝賀演説のシーンで灰になった死体を踏むイメージシーンは、
実際の資料映像よりもとても印象的だった。

あいかわらずカラー/モノクロ、時系列の複雑さ、3時間長尺、役者はいつもの顔ぶれなど、
ノーランらしさ大爆発でしたが、一人の科学者の淡々と終わってしまうような伝記話を、
インセプション、インターステラー、テネット、ダンケルクをはじめ、
時間をテーマに今回もエンタメ芸術に挑戦しているのは、やっぱりすごいなぁと思った。

アインシュタインに告げる最後のセリフ、決まったなぁ。




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by takumainokuchi | 2024-04-26 17:08