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TAKUMA INOKUCHI

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by takuma inokuchi

冨田勲氏 お別れの会

先日のエントリーから不思議なご縁が重なり、

『冨田勲氏 お別れの会』に列席させていただいた。

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冨田氏とはこれまでお会いしたこともなく、

恐縮して直前まで行こうか迷っていたが、

これもきっと何かの縁、

音楽家の端くれとして何か感じることがあるはずだと直感し、

青山葬儀場に足を運んだ。

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会場で流れている『月の光』のレトロなシンセサイン音が、

懐かしいというか、逆に新鮮というか、

何とも言えない浮遊感のある不思議な雰囲気を作り出していた。

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倒れる1時間前まで、今年11月に初演次回作の打ち合わせをしていたそう。

遺された制作チームで、予定通り「ドクター・コッペリウス」は追悼上演する。

死ぬ直前まで作曲家であり続けた氏の生き様に、大いに刺激を受けた。

最後は、イーハトーヴ交響曲『銀河鉄道の夜』のメインバースを大画面&大音量で。

宮沢賢治のファンタジーな世界観の中で、初音ミクと荘厳なコーラスが重なる。


「ケンタウルス 露を降らせ」

「もうよい おまえのつとめは終わった」

「その地をはなれて ここにおいで」

「御神とともに いつかどこかに」



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まさにこの瞬間ために作られた音楽としか思えず、

あまりの感動で全身鳥肌が立った。

そして演奏後は会場一体となった盛大な拍手!

音楽でこんな清々しい気持ちになったのはいつ以来だろう。

こんな風な音楽を俺は作れているのか。



自分がこの世を旅立つ時、どんな最後を迎えたいか、

残りの人生、どんな人に社会に世界に受け止められたいか、

立ち止まって考える素晴らしい音楽葬でした。

俺がんばろう。
by takumainokuchi | 2016-06-16 22:54